Shopify|注文情報を取得し、Google スプレッドシートに書き出す

できること

2022.6.27

Shopify では管理画面のレポート機能から、商品の注文情報や売上を把握することができます。しかし、レポートのフォーマットが決まっているので、詳細な分析をするためには、管理画面からデータを手動でダウンロードする必要があります。

TēPs(テープス) を使うと、Shopify から注文情報を取得し Google スプレッドシートに自動で書き出すことができます。

データをダウンロードし Excel や Google スプレッドシートに貼り付ける作業を、手動から自動に切り替えることで以下のようなメリットがあります。

  • 毎日の注文データのダウンロードが不要になる
  • 最短 15 分間隔で最新の注文情報が分かる
  • 空いた時間で顧客対応や売上アップ施策に注力できる
  • 作業の属人化を防ぐことができる
  • ヒューマンエラーが防止できる

以下の記事で TēPs の具体的な設定方法などをご紹介します。

Shopify から注文情報を取得し Google スプレッドシートに書き出す方法

TēPs は EC を運営する担当者がさまざまなサービスや機能を組み合わせ、オリジナルの業務効率化ツールを作れるノーコードクラウドサービスです。プログラミングの経験がなくても、日々の業務を自動化するツールを自分で作ることができます。

また、EC 事業者がよく行う業務はテンプレートにしてご提供しています。この記事でご紹介した“Shopify|注文情報を取得し、Google スプレッドシートに書き出す”という業務もテンプレートのご用意がありますので、すぐにお試しいただけます。

実際のテンプレートの流れは、下記画像のとおりです。

画像 1:テンプレート「Shopify|注文情報を取得し、Google スプレッドシートに書き出す」

このテンプレートでは、以下のプロセスを自動で実行します。

・15 分ごとに Shopify の注文を検索し取得
・Google スプレッドシートの指定行に取得した情報を書き出す

Shopify の注文を検索する条件は以下の画像のように、日付やステータスで指定することが可能です。

画像 2:Shopify 注文を検索する条件

Shopify の注文検索で指定できる条件一覧

  • 注文日付
  • ステータス
  • 決済状況
  • フルフィルメント状況
  • 特定のタグを含む
  • 特定のタグを含まない

TēPs で取得できる Shopify 注文の項目と活用例

TēPs で取得できる項目は以下です。

注文の情報

  • 注文ID
  • 注文番号
  • 注文日付
  • タグ
  • メモ
  • 請求先住所
  • 配送先住所
  • 配送方法
  • 配送料合計
  • クーポンコード または 自動ディスカウントのタイトル
  • 割引金額
  • 小計
  • ディスカウント合計
  • 総合計
  • 税合計
  • 残高(お客様の未払い額)
  • 連絡先 email
  • 決済状況
  • フルフィルメント状況
  • 追加の詳細(Note attributes)
  • ディスカウントタイプ
  • パスとクエリパラメータ

アイテムの情報

  • プロダクトID
  • 数量
  • SKU
  • 商品名
  • バリエーションID
  • バリエーション名
  • 販売元
  • 単価
  • Line item property
  • ディスカウント

お客様の情報

  • ID
  • メモ
  • タグ
  • デフォルト住所

活用例①:注文情報を集計し、最新の売上状況を表示

あらかじめ Google スプレッドシートに関数やピボットテーブルを設定しておき、Shopify の注文情報を 15 分ごとに 書き出すことで、売上が自動で集計され、最新の売上状況をひと目で確認できるようになります

また、継続的にデータを蓄積することで前月や前年とデータを比較できるようになるため、分析精度が向上し、より効果的な施策を立てやすくなります

顧客のランクをタグで管理しているなら、顧客のタグを含めて書き出すことで、顧客ランク別の売上分析も可能です

売上を自動で集計する Google スプレッドシートの作り方は、以下の記事を参考にしてください。

活用例②:出荷作業に必要な情報を倉庫に自動で連携

Shopify の注文メモにはアプリ等からギフトオプションが入力されることがあります。また、追加の詳細や Line item property にはラッピングオプションや希望配送日時などの情報が保存されます。あらかじめ倉庫側に共有しておいた Google スプレッドシートにこれらの情報を自動で書き出すことで、情報を共有する手間が省け、出荷作業を効率化できます

また、これらの項目以外に“メタフィールド” にも出荷に必要な情報が保存されることがありますが、別のノート(機能)と組み合わせることで、メタフィールドの情報も書き出すことができます。詳細は以下の記事をご覧ください。

活用例③:メーカー直送商品の出荷依頼を効率化

あらかじめ各メーカーに別々の Google スプレッドシートを共有しておきます。TēPs で Shopify 注文の情報を取得し、販売元に応じた Google スプレッドシートに情報を書き出すことで、メーカーに出荷を依頼する作業を省略することができます

また、出荷後はメーカー側に「追跡番号」と「配送業者」の情報を同じ Google スプレッドシートに記入してもらうことで、注文のフルフィルメントを自動化することも可能です。詳しくは以下の記事をご参照ください。

さらに詳しい設定方法はヘルプセンターをご確認ください。
Shopify|注文情報を取得し、Google スプレッドシートに書き出す

注文情報の取得は、ネクストエンジン楽天市場Yahoo!ショッピングAmazon ダイレクトフルフィルメントAmazon リテールにも対応しています。

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