ネクストエンジンで特定の店舗の受注を STOCKCREW 対象外にする

できること

2025.4.30

2025 年 2 月のヤマトフルフィルメント終了にともない、STOCKCREW に移行した方も多いのではないでしょうか。

ネクストエンジンでは、商品分類タグを基準に STOCKCREW に自動で出荷依頼することができます。しかし、各店舗の商品コードを統一しており、かつ店舗によって出荷拠点を分けている場合は厄介です。

たとえば、Yahoo!ショッピングの受注は STOCKCREW、楽天市場の受注は RSL で出荷したいというケースで、商品コードを統一している場合、楽天市場の受注も STOCKCREW に取り込まれてしまいます。そのため、楽天市場の受注を確認待ちに止めておき、手動で [STOCKCREW除外] のタグを付与する作業が必要になります。

そこでこの記事では、テープスを活用し、指定した店舗の受注を自動で STOCKCREW 対象外にする方法をご紹介します。

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この業務を自動化するメリット

  • STOCKCREW 利用のために商品コードを分けなくてよいので、管理が煩雑になったり、売上集計が難しくなったりするデメリットがない
  • 手動で受注分類タグを付与する作業が不要になる
  • 販売チャネルごとに最適な出荷拠点を採用できる

自動処理の大まかな流れ

前提として、STOCKCREW 対象外にする店舗の受注伝票は、必ず「確認待ち」で止まるように設定しておいてください。「印刷待ち」に流れてしまうと、STOCKCREW に自動で取り込まれてしまうためです。

次に、テープスでフレーズ(ワークフロー)を構築し、以下の流れで処理を実行します。

  • 「STOCKCREW 対象外の店舗」という条件で、受注伝票を検索する
  • [STOCKCREW除外] の受注分類タグを付与する
  • 確認チェックを付け、「確認待ち」ステータスから外す

実際のフレーズ(ワークフロー)

下記の画像を参考に、フレーズを構築してみてください。フリープランのアカウントは以下から発行いただけます。
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処理対象の受注伝票を検索

ネクストエンジンの受注伝票を、以下の条件で検索します。

  • STOCKCREW 対象外の店舗である
  • テープスで処理済みのタグが付いていない(二重処理防止のため)

以下の画像の例では、店舗を楽天市場と makeshop に指定しています。

タグの追加と削除、確認チェックを行う

検索した受注伝票に対し、以下の処理を行います。

  • [STOCKCREW除外] の受注分類タグを追加
  • テープスで処理した目印となる受注分類タグを追加
  • 確認済みチェックを付ける

これにより、処理された受注伝票は確認待ち以降のステータスに映ります。このタイミングで、たとえば [RSL対象] などの受注分類タグを追加し、RSL への出荷依頼をしてしまうことも可能です。

フレーズの全体

応用の活用事例

[RSL対象] などのタグを同時に付与

[STOCKCREW除外] のタグを付与すると同時に、[RSL対象] のタグを付与することで、出荷依頼まで自動化できます。上記のフレーズのタグを付与する処理に、項目をひとつ追加するだけでなので、設定もかんたんです。

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STOCKCREW対象商品が混在の場合、受注伝票を自動で分割

受注伝票が STOCKCREW に自動で取り込まれるには、明細の商品すべてに STOCKCREW対象の商品分類タグが付いている必要があります。そのため、タグが付いている商品とそうでない商品があわせ買いされた場合、受注伝票を分割しなければなりません。

テープスでは、商品分類タグを基準に受注伝票を分割できるので、この場合も処理をまるっと自動化することができます。

参考記事

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