商品分類タグの一覧をもとに、ネクストエンジンの受注伝票を分割する
受注処理をしていると、受注伝票の分割が必要な場面があると思います。たとえば、「冷蔵」と「常温」のように異なる温度帯や、「FBA」と「RSL」のように異なる出荷元倉庫の商品が混在している場合です。
こういった受注伝票の分割を、いつも手動で行うのは手間がかかり、作業の遅れにもつながります。
TēPs(テープス)は、Google スプレッドシートに用意した、分割基準とする商品分類タグの一覧にもとづいて、受注伝票を自動で分割できます。
もくじ
Google スプレッドシートの商品分類タグの一覧をもとに、ネクストエンジンの受注伝票を自動で分割する方法
TēPs は EC を運営する担当者がさまざまなサービスや機能を組み合わせ、オリジナルの業務効率化ツールを作れるノーコードクラウドサービスです。プログラミングの経験がなくても、日々の業務を自動化するツールを自分で作ることができます。
EC 事業者がよく行う業務はテンプレートが用意されており、今回の業務もテンプレートから効率的に自動化できます。
このテンプレートは、以下の順に処理を実行します。
- 15 分ごとに、ネクストエンジンから受注伝票を取得
- Google スプレッドシートから、分割基準となる商品分類タグを取得
- 基準のタグを持つ商品が含まれる受注伝票を分割
- 分割した受注伝票に、受注分類タグを付与
Google スプレッドシートには以下のように、分割基準とする「商品分類タグ」と、そのタグで分割した受注伝票に付与する「受注分類タグ」を記入しておきます。以下の記入例では出荷元倉庫を振り分けるケースを想定していますが、「冷蔵」「冷凍」「常温」のように温度帯に変えることもできます。
この Google スプレッドシートをもとに、TēPs が受注伝票を分割します。
TēPs で処理後の画像 1 の受注伝票を確認すると、「FBA」と「RSL」の商品分類タグが付いた商品がキャンセルされ、「自社倉庫」の商品だけになっています。また、受注分類タグには「自社倉庫」が付与されています。
キャンセルされた商品は、別の受注伝票として新たに起票され、商品分類タグに対応する受注分類タグが付与されています。
商品分類タグの活用
こちらの記事で紹介しているテンプレートは、商品分類タグに応じて受注伝票を更新できます。たとえば、「要書類」という商品分類タグの商品を含む場合、作業用欄に「書類が必要」という文言を自動で記入する、といった処理を実現できます。
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