Amazon Easy Ship 注文のキャンセルをネクストエンジンに連携する

できること

2025.6.19

Amazon の新しい配送方法として、一部セラーへの導入が始まっている Easy Ship。注目すべき特徴は以下の 3 点です。

  • 配送コストがリーズナブル
  • Amazon による配送マークの表示
  • Amazon によるカスタマー対応

これだけ見ると、出品者出荷なのに FBA のようなメリットもあり、配送コストも安いとあって、かなりお得感のあるサービスに見えますよね。

しかし、「購入者が自由にキャンセルできる」という仕様には注意が必要です。FBA も同様の仕様ですが、FBA の場合は出荷業務を Amazon が行うため、自社にはほとんど影響がなかったと思います。

一方で、Easy Ship は出品者出荷になるため、キャンセルが発生した時点で受注処理をストップする必要があります。もしネクストエンジンを利用している場合は、ネクストエンジン側でもキャンセル処理が必要だという方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、Easy Ship 注文がキャンセルされた際に、ネクストエンジンの受注伝票を自動でキャンセルする方法をご紹介します。

TēPs(テープス)とは?
さまざまなサービスをつなぎあわせ、EC の業務を自動化するツールです。
ブロックを組み合わせて設定するので、プログラミングの経験は必要ありません。
自社の業務を自社でどんどん自動化できるようになります。
3 分でわかる資料をダウンロードする >

この業務を自動化するメリット

  • 「キャンセルに気づかず誤出荷」を未然に防げる
  • セラーセントラルで注文状況を確認する工数を削減できる

自動処理の大まかな流れ

テープスでフレーズ(ワークフロー)を構築し、以下の流れで処理を実行します。

  • Amazon の注文情報を取得する
  • Easy Ship 注文か判定する
  • Easy Ship 注文だった場合、対応するネクストエンジンの受注伝票をキャンセルする
  • Slack に通知する

Easy Ship 対象かどうかは、注文情報に含まれる「EasyShipShipmentStatus」の値の有無によって判定することができます。

実際のフレーズ(ワークフロー)

下記の画像を参考に、フレーズを構築してみてください。フリープランのアカウントは以下から発行いただけます。
フリープランアカウントの発行はこちら

Amazon の注文情報を取得

注文検索の条件を「キャンセル済み」かつ「出品者出荷」とすることで、処理の対象外である注文が含まれる件数を最小限に抑えています。全体の処理時間の短縮が見込めます。

Easy Ship 対象か判定

「EasyShipShipmentStatus」が空でない場合、Easy Ship 注文とみなすことができます。

Easy Ship対象か判定するブロックの設定

ネクストエンジンの受注伝票をキャンセル

Amazon の注文番号をキーにして、ネクストエンジンの受注伝票をキャンセルします。

フレーズの全体

Easy Ship x ネクストエンジンの活用事例

Easy Ship 注文だけオペレーションを別にしている場合は、自動でタグを付与しておくと便利です。出荷後に Easy Ship 注文だけで実績集計したい場合の絞り込みなどにも利用できます。

EC 運営の効率化なら、何でもご相談ください

テープスは、ブロックの組み合わせによって、できることが無数に広がります。ブログで紹介しきれない事例も多数ありますので、やりたいことや課題感をお気軽にぶつけてください!
相談してみる >

ネクストエンジンでの活用事例の一覧

セラーセントラルでの活用事例の一覧


メールマガジンを購読

TēPs の活用アイデアやアップデート情報、セミナーのご案内などをお届けします。

関連記事

     ホーム / ブログ / Amazon Easy Ship 注文のキャンセルをネクストエンジンに連携する