ネクストエンジン|出荷元を FBA と自社倉庫に自動で振り分ける
商品の大きさによって、FBA 出荷と自社出荷を手作業で振り分けて運用をしている場合、出荷元を間違えないように気を使ったり、締め時間に間に合わなくなって商品の発送に影響が出る恐れがあります。
この記事では、ネクストエンジンをお使いの方に向けて、SKU によって FBA マルチチャネルサービスによる出荷か自社出荷を、自動で振り分ける方法について紹介します。
もくじ
FBA か自社の出荷元倉庫を手動で振り分けるのは大変
メール便サイズの商品や危険物商品、大型商品などは、「FBA だと送料が高い」「FBA に置けない」という理由で、FBA と自社倉庫を使い分けているケースがあります。
その場合、ネクストエンジンの「商品分類タグ」や「受注分類タグ」の機能を使って手動で振り分けている方が多いのではないでしょうか。
具体的には「商品分類タグ」で「FBA 出荷」「自社出荷」のようにそれぞれの商品にタグを付与します。それを元に伝票を抽出し、受注単位でタグを付与できる「受注分類タグ」を使用し、各倉庫へ出荷依頼を出す方法です。
しかしこの作業は、手間がかかるというデメリットに加え、毎日締め切り時間までに間に合わせないといけないためミスが許されないというプレッシャーがあります。
もし間違えて締切時間を過ぎてしまい、出荷依頼先の倉庫に商品がない場合、出荷不可になってもう一度同じ作業をしなければならず、ようやく送れても商品が顧客に届くのが遅延してしまうという問題もあります。
この出荷元倉庫の振り分けは、ネクストエンジンの機能では自動化できませんが、TēPs を活用することで自動で SKU によって出荷元の倉庫を振り分けられます。
次の章では、TēPs で具体的に FBA か自社の出荷元倉庫を自動で振り分ける方法について詳しく紹介します。
FBA か自社の出荷元倉庫を自動で振り分けられる「TēPs(テープス)」とは
TēPs とは、ネットショップ運営者が、さまざまなサービスや条件を組み合わせ、オリジナルの業務効率化ツールをノーコードで作れるクラウドサービスです。
プログラミングの経験がなくても、日々のタスクを自動化するツールを自分の手で簡単に作ることができます。
また、ネットショップの運営をする上で一般的に発生するさまざまなタスクはあらかじめテンプレート化されており“Google スプレッドシートの内容にしたがって、ネクストエンジン伝票を条件分岐して更新する(明細ループ)”というテンプレートに沿って必要な情報を埋めていくだけで、今日からでもすぐにこの作業の自動化が可能になります。
では、実際に TēPs を使ってどのように自動化するのか紹介していきます。
ここでは以下の流れを実行しています。
- Google スプレッドシートから、出荷元倉庫読み込み
- ネクストエンジン伝票に[出荷元倉庫]のタグ付与
一項目ずつ詳しく説明します。
Google スプレッドシートから出荷元を読み込み
Google スプレッドシートから商品コードと配送元が「自社出荷」か「FBA 出荷」なのかを読み取ります。
ネクストエンジン伝票に[出荷元倉庫]のタグ付与。
ネクストエンジンの受注伝票の中の受注タグに、前項目のとおりに「自社出荷」と「FBA 出荷」で振り分けて付与します。
また、もしも複数商品購入時に出荷元倉庫が異なる場合は、「複数倉庫」というタグをつける処理も行います。出荷元倉庫が複数にまたがる受注に気づけるようにしておくためです。
出荷元倉庫が複数になってしまった場合、自社出荷するのが決定しているのであれば「自社出荷」というタグに変更も可能です。
伝票分割して依頼したい場合は、「複数倉庫」のタグを設定し、手動で受注分類タグの設定が必要になります。
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