「卸+ D2C」の在庫管理システムを低コストで実現!|株式会社アクラム
「 D2C 販売をスタートさせたい」
「 EC 販売を行いたいけど、リソースやコストを考えるとなかなか踏み切れない」
そう考えるメーカー企業も少なくないのではないでしょうか。
株式会社アクラムでは、テープスと他ツールとを組み合わせることで、コストを抑えながら EC 販売の業務効率化・自動化を行いました。
その“目から鱗”な方法には、なんと代表の勝谷仁彦さんが自力で探し、たどり着いたのだとか。実現までの道のりや実際に活用して感じるテープスの価値を詳しく伺いました。
もくじ
町の店舗に卸売りをしながら、新たに EC 販売も開始
ーまず、アクラムの事業内容について教えてください。
弊社では、スポーツウェアブランド「SQUADRA」の生産・販売を行っています。その中でも、現在の売上の約 95% は部活などで使用するオーダーメイドのユニフォームです。オーダーに合わせてデザインをして、熱と圧力を加えて生地に直接インクを染み込ませる特殊プリント技法である「昇華プリント」を施して生産しています。
これまで、メインの販路は町のスポーツ用品店でした。主力商品であるオーダーメイドユニフォームはデザインのやりとりが多く発生するため、実店舗での販売が向いているんですよね。そのため、今までは EC 販売を想定していませんでした。
ーその中で、なぜ EC 販売に力を入れ始めたのでしょうか?
主力商品といえど、世間的にはオーダーメイドを求める人は少数派です。売上を伸ばしていくには、 MIZUNO や ASICS のように定番品の販売もしていかなければならないと考えました。そこで、新たに自社のサイトでも販売していくことにしたんです。
ーなるほど。なぜ楽天などの EC モールではなく、自社サイトなのでしょう?
商品のブランディングをしっかりしていきたかったからです。ゆくゆくは EC モールでの販売も視野に入れていますが、そのためにも、まずはブランド価値を高めることが大切だと考えました。
zaico ×キントーン×テープス× Shopify で、在庫管理システムを低コストに実現
ー EC 販売を本格化し、ぶつかったのが「在庫管理問題」だったそうですね。
そうなんです。弊社では卸売りと Shopify の自社サイトで在庫を共有していたため、在庫数の管理が非常に煩雑な状態だったんです。全国 450 のスポーツ用品店に卸売りをしながら EC 販売を行うためには、卸売りの在庫をリアルタイムで Shopify にも反映させていかなければなりませんでした。
卸売りと EC 販売を連動させながらどう在庫数を管理していくかが課題となり、解決策を探し始めました。
ーそこで、まずは何を行ったのでしょうか?
まず、倉庫内の在庫管理を効率化するために、「zaico」というシステムを導入しました。もともとは Excel で在庫管理をしていたのですが、SKU が増えるにつれて人の負担が大きくなり、在庫数にもズレが生じるようになってきました。zaico を導入したことで、在庫管理の効率や正確性がかなり向上し、倉庫へのピッキング指示も効率化できたんです。
zaico によって在庫管理の問題は解決したので、あとは zaico で管理している出荷可能な在庫数を Shopify に自動で反映できるようシステム化するだけでした。
ーなるほど。しかし zaico と Shopify は直接は連携できませんよね……?
おっしゃる通りで、次は zaico と Shopify をどう連携させるかが課題となりました。そこで、 zaico と Shopify をつなぐために導入したのが「キントーン」と「テープス」でした。これにより、zaico→キントーン→テープス→Shopify という流れで、倉庫の在庫数を EC に自動で反映する仕組みを整えられたんです。
他のツールも検討しましたが、テープスは従量課金制ではないので圧倒的にコスパが良く、この方法がベストだという結論に至りました。
では、実際にテープスを使ってみてどうですか?
初めは少し難しく感じましたが、触っていくうちに慣れていきました。「テープスを使って何をやりたいか」が明確にわかっていて、どういう流れでシステムが動いているのかが素人なりにでもぼんやりとわかっている人であれば使えるのではないかと思います。
私自身、ロジカルに考えることや仕組み化することが好きなので、さわっていて苦にならなかったですね。
「テープスはあらゆる場面で活用できる」今後の業務への活用にも広がる可能性
ーテープスを実際に利用してみて、どこに価値を感じていただいていますか?仮に、用途が“zaico と Shopify をつなぐため”だけなら、正直割高にも思えますが…!
おっしゃる通り、当初は Shopify と zaico の連携だけを目的にテープスを導入しました。しかし、実際に利用して「これは何にでも応用して使えるな」と感じたんですよね。
たとえば、キントーンに溜まったデータがあったとします。それを活用しようとしたとき、また高いお金を払って拡張機能などを追加で導入しなければならないんです。
それがテープスを使えば、キントーンにある使いたいデータを引っ張り出せるうえに、それらを自由自在に活用できるようになるんです。たとえば、キントーンからメールアドレスを抽出して、定期的にメルマガを自動配信できるような仕組みもできるはず。テープスを使えば、今後もあらゆることを自動化していけるとわかったんです。
それが、テープスに感じている価値のひとつですね。
ー今後も EC 販売はさらに拡大していく予定なのでしょうか?
ゆくゆくは EC モールにも出店していくと思います。そうして販売の窓口が増えたとしても、今のシステムなら自動でうまく管理していけるはずです。
たとえば、 Shopify、楽天市場、 Amazon、 Yahoo!ショッピングと 4 通りの販売ルートを作るとなると、全てのデータを手動で管理するのは難しいでしょう。でもテープスを使えば、それぞれの情報を一元管理できる仕組みを作れる。業務効率化かつミスの削減にもつながります。
自動で管理ができていれば、 EC 販売に関わる人手を大幅に増やす必要はありません。そのぶん、広報や販促などにリソースを割けるようにもなります。そうして、我々のような D2C 企業には欠かせないブランディングもさらに強化していきたいです。
ーでは最後に、テープスはどのような企業におすすめだと思いますか?
アクラムのような、 D2C も卸売りもしているという企業は絶対に使ったほうがいいと思います!
卸売りをしている中小企業が EC 販売を行っていない理由の多くは、在庫管理に課題があるからなんですよね。人手が足りていない、システムが整っていないなどの背景から、 EC 販売を始めても在庫管理が追いつかないのだと。
そのような企業こそ、弊社のように既存のツールを連携して管理を自動化することで、リソースの面でもコストの面でも大いに助かるのではないかと思います。
システムを開発してもらう手もありますが、やはり高いコストがかかることになります。知り合いの中には zaico やテープスのようなツールを知らずにシステム開発をしてもらった人がいますが、保守管理で毎月、何十万円もかかるなんて話も聞くんですよね。
テープスやほかのツールを組み合わせれば、用途にあわせてカスタマイズできるうえに費用の桁もまるで違う。知らないままではもったいないと思いますね。以前の弊社のような課題を抱える企業や、共通点がある企業にはぜひ知っていただきたいですし、おすすめしたいと思います。
ーありがとうございました!
SQUADRA ブランドサイト:https://squadra.jp/
SQUADRA EC サイト:https://shop.squadra.jp/
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