楽天市場|定期購入の顧客別売上をスプレッドシートで集計する

できること

2025.4.17

2025 年 3 月末に、楽天市場の定期購入サービスがリニューアルされ、より事業者に有利な内容に改善されました。これを受け、定期購入を始めようと考えている方も多いかと思います。
参考記事:楽天定期購入のリニューアル内容は?設定で売上アップさせる手順・活用術を徹底解説!

定期購入のデータが閲覧できるように R-Karte もアップデートされていますが、確認できるのは商品別のデータまでなので、顧客単位での分析には不向きです。

そこで今回はスプレッドシートと連携し、顧客ごとの SKU 別の定期購入実績を自動集計するテープスの活用事例をご紹介します。ペルソナ分析や、LTV 分析にご活用いただけるかと思います。
サンプルシートはこちら >

集計シートのイメージ
顧客別の実績集計
SKU 別の LTV 集計

TēPs(テープス)とは?
さまざまなサービスをつなぎあわせ、EC の業務を自動化するツールです。
ブロックを組み合わせて設定するので、プログラミングの経験は必要ありません。
自社の業務を自社でどんどん自動化できるようになります。
3 分でわかる資料をダウンロードする >

今回のシートで確認できるデータ

  • 顧客名
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 商品管理番号
  • SKU管理番号
  • 初回注文日
  • 最新注文日
  • 継続回数
  • 平均購入単価
  • 累計購入数
  • 累計購入金額
  • SKU 別の LTV

※ サンプルシートでは、「電話番号」をキーに同一顧客か判定しています。

「解約済みの顧客か」というデータは取得できませんが、たとえば「最新注文日と現在の差が 2 ヶ月以上」などの条件で、関数でアラートを出すなどの工夫ができそうです。

この業務を自動化するメリット

  • ペルソナ分析にすぐに取り掛かれる
  • 顧客別、SKU 別の LTV を計算できる

自動処理の大まかな流れ

テープスでフレーズ(ワークフロー)を構築し、以下の流れで処理を実行します。

  • 楽天市場の定期購入受注の情報を取得する
  • Google スプレッドシートに書き出す
  • (Google スプレッドシートの関数等により、実績を集計する)

テープスが行うのは、楽天市場の受注を Google スプレッドシートに書き出すまで。以降はシート側の関数やピボットテーブルを使って集計されるように設定しています。
サンプルシートはこちら >

実際のフレーズ(ワークフロー)

今回は、以下のテンプレートをベースに編集し、フレーズ(ワークフロー)を構築しました。
楽天市場 RMS|受注情報を取得し、Google スプレッドシートに書き出す

下記の画像を参考に、皆さんも設定にチャレンジしてみてください。フリープランのアカウントは以下から発行いただけます。
フリープランアカウントの発行はこちら

楽天市場の定期購入受注の情報を取得

受注検索の際に、販売種別を「定期購入」に限定します。また、ステータスを「発送済」に絞ることで、確定した受注のみを取得できます。

Google スプレッドシートに書き出す

シートのどの列に、どのデータを書き出すか自由に選択することができます。書き出したあとは、シート側で数値が集計されます。
サンプルシートはこちら >

フレーズの全体

応用の活用事例

定期購入受注の場合、ネクストエンジンでタグを付ける

ネクストエンジンの受注伝票をベースに集計等を行っている場合、テープスで専用のタグを付与しておくと便利です。また、タグの付与だけでなく、継続回数に応じたノベルティを明細行に追加するといった施策も自動化できそうです。

ブログ記事は現在準備中です。

開発検討中:定期販売価格を、通常価格に応じて自動調整

定期購入の価格は、通常価格の 5% 以下に設定する必要があります。頻繁に価格を調整する方にとっては、いちいち計算しなければならず、少々厄介な仕様だと認識しています。

これを受けて、通常価格に応じて、定期購入価格を自動で更新する機能の開発を検討しています。今後の進捗はメールマガジンでお知らせいたしますので、ご興味がある方はフリープランアカウントを作成してお待ちください。
フリープランアカウントの発行はこちら

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