Shopify Flow のワークフローを、特定の日時や一定の間隔で自動で起動する
Shopify Flow のワークフローは、「新しい注文が作成されたとき」や「お客様アカウントが有効になったとき」などのイベントをトリガーに起動します。ところが、時間を指定するトリガーが存在しないため、ワークフローを定期実行したり、特定の日時に起動することができません。
しかし、TēPs(テープス)を利用すれば、ワークフローを定期実行したり、特定の日時に起動することが可能になります。そのため、たとえば「顧客の誕生日にクーポンをメールで送る」といった施策を自動化できるようになります。
この記事では、TēPs で Shopify Flow のワークフローを起動する仕組みと、日時指定や定期的にワークフローを起動する方法をご紹介します。
TēPs とは?
TēPs は EC を運営する担当者がさまざまなサービスや機能を組み合わせ、オリジナルの業務効率化ツールを作れるノーコードクラウドサービスです。プログラミングの経験がなくても、日々の業務を自動化するツールを自分で作ることができます。
もくじ
TēPs で Shopify Flow のワークフローを起動する仕組み
TēPs はトリガーを発行することでワークフローを起動します。
TēPs で Shopify のコネクションを作成すると、Shopify に TēPs がインストールされ、新たに TēPs のトリガーが選択できるようになります。
発行できるトリガーは以下の 3 種類です。
- TēPs Trigger with Customer ID(お客様 ID)
- TēPs Trigger with Order ID(注文 ID)
- TēPs Trigger with Product ID(商品 ID)
また、トリガーによってワークフローで利用できる変数(Variables)が異なります。たとえば、「TēPs Trigger with Customer ID」を選択した場合、変数として「姓・名」や「住所」などの顧客情報を利用することが可能です。
TēPs で、Shopify Flow のワークフローを定期的に起動する方法
TēPs は最短 15 分間隔で定期実行が可能です。定期実行では、毎時 0 ~ 60 分 まで 15 分刻みで実行のタイミングを指定できます。
たとえば TēPs で 15 分ごとにワークフローのトリガーを発行すれば、15 分ごとにワークフローが起動するようになります。
日時を指定してワークフローを自動で起動する方法
TēPs では条件で処理を分岐することができます。そこで、たとえば分岐の条件を「現在時刻が “特定の日時” 以上である」としておけば、“特定の日時” を過ぎた時点でワークフローが起動するようになります。
Shopify Flow との連携に活用できる便利なテンプレート
TēPs では、EC 事業者がよく行う業務はテンプレートが用意されており、テンプレートを利用することで効率よく設定することができます。
テンプレート:顧客情報をもとに Shopify Flow のトリガーイベントを発行
こちらのテンプレートは、「顧客の誕生日にメールを送信する」といった CRM 施策に役立ちます。
実際のテンプレートは、以下のとおりです。
このテンプレートでは、以下のプロセスを自動で実行します。
- 15 分ごとに Shopify の顧客情報を検索・取得
- 顧客 ID を持った Shopify Flow のトリガーイベントを発行
- 顧客情報を更新
さらに詳しい設定方法はヘルプセンターをご確認ください。
Shopify|注文情報をもとに Flow のトリガーイベントを発行する
上で紹介した条件分岐をこのテンプレートに追加することで、顧客の誕生日に一回だけ任意のワークフローを起動する、といったことも可能になります。
テンプレート:注文情報をもとに Shopify Flow のトリガーイベントを発行
こちらのテンプレートでは注文情報をトリガーにワークフローを起動することができます。たとえば、注文から 1 週間たっても未入金の場合に LINE でお客様に入金のご案内をする、といったことが可能です。
このテンプレートでは、以下のプロセスを自動で実行します。
- 15 分ごとに Shopify の注文を検索・取得
- 注文 ID を持った Shopify Flow のトリガーイベントを発行
- 注文を更新
さらに詳しい設定方法はヘルプセンターをご確認ください。
Shopify|顧客情報をもとに Flow のトリガーイベントを発行する
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