楽天市場 RMS |注文に含まれる商品の個数によって、配送方法を自動で変更する
楽天市場に出店している事業者にとって、楽天スーパーセールやお買い物マラソンの終了直前は駆け込みによる注文が多くなり、手動での対応は多くの時間がかかると思います。
対応に時間がかかり配送が遅れることは、お客様の満足度が下がる要因となります。また「あす楽」注文の場合は翌営業日の配送期日に間に合わせるために、締め切りまでの時間が限られているなど、事業者の負担となっています。
セールやキャンペーン終了直後のように注文が増えても、配送方法を自動で変更できると対応の負担を減らすだけでなく、対応が早くなることでお客様の満足度をあげることにつながります。加えて、適切な配送方法を選ぶことはコストの削減にもつながります。
この記事では TēPs を利用し、楽天市場 RMS の配送情報を任意の条件で変更する方法について、詳しく紹介していきます。
「TēPs(テープス)」を使って、楽天市場 RMS で注文に含まれる商品の個数によって、配送方法を自動で変更する方法
楽天市場 RMS の基本機能では、配送方法を自動で変更が出来ないケースがあり、その場合は手動での対応が必要です。例えば、以下のような場合です。
注文に含まれる商品の個数によって、配送方法を変更する場合
基本機能では商品ごとに配送方法を指定することはできますが、個数によって配送方法を指定することができません。例えば、A という商品の配送方法をネコポスに設定した場合、この商品が 10 個注文された場合でも配送方法がネコポスになってしまいます。より大きな梱包の配送方法に変更するためには手動での対応が必要となります。
送り先住所によって、配送方法を変更する場合
例えば、送り先住所が離島だった場合に、佐川急便だと代引きに対応していないため、ヤマト運輸や日本郵便に変更が必要な場合があります。しかし、1 件 1 件の注文内容を確認し、その内容に応じて配送方法を選択するのは手間がかかってしまいます。
これらのケースでも TēPs を使うと配送方法の変更を自動化することができます。
TēPs は EC を運営する担当者がさまざまなサービスや機能を組み合わせ、オリジナルの業務効率化ツールを作れるノーコードクラウドサービスです。プログラミングの経験がなくても、日々の業務を自動化するツールを自分で作ることができます。
また、EC 事業者がよく行う業務はテンプレートにしてご提供しています。この記事でご紹介した“注文に含まれる商品の個数によって、配送方法を変更する”という業務もテンプレートのご用意がありますので、すぐにお試しいただけます。
このテンプレートを利用するには、Google スプレッドシートに 2 種類のシートを用意しておく必要があります。
- 商品ごとの容積値の一覧
- 配送方法ごとの最大容積値の一覧
たとえば、「test-1」が 3 つ、「test-2」が 1 つを含む注文について説明します。
「test-1」の容積値は 1 で 3 つ注文されているので、「1 × 3 = 3」となります。「test-2」の容積値は 2 で 1 つ注文されているので、「2 × 1 = 2」となります。合計の容積値はこれらの合計で「3 + 2 = 5」となります。
配送方法ごとの最大容積値の一覧をみると、容積値が 1 より大きいためメール便では送ることができませんが、10 より小さいため宅配便で配送可能となります。
実際のテンプレートの流れは、下記画像のとおりです。
このテンプレートでは、以下のプロセスを自動で実行します。
- 15 分ごとに 楽天市場 RMS から受注情報を検索する
- 受注ごとに含まれる商品の合計容積値を計算する
- 合計容積値をもとに、配送方法ごとの最大容積値の一覧から配送方法を検索する
- 楽天市場 RMS の配送方法を更新する
楽天市場 RMS との接続設定の後、手順に従ってテキスト入力やデータ選択を行うだけで、この作業がすぐに自動化されます。
さらに詳しい設定方法はヘルプセンターをご確認ください。
楽天市場 RMS|Google スプレッドシートから商品の合計容積を算出し、配送方法を変更する
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